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月別アーカイブ: 2025年9月

第11回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

埼玉県所沢市を拠点に足場工事、鳶を行っている

菅谷建設、更新担当の富山です。

 

 

くさび緊結式足場(次世代足場)とは? ― 安全性と施工性を兼ね備えた新しいスタンダード

 

 

 

足場は建設現場において「作業の安全」と「施工品質」を支える重要な存在です。

その中で、近年急速に普及しているのが「くさび緊結式足場(次世代足場)」です。

従来の足場よりも安全性や効率性に優れており、特に住宅建築や大規模工事で注目されています。


🏗 足場の進化と次世代足場の登場

 

従来の足場には「枠組足場」が一般的に使用されてきました。

枠組足場は汎用性が高い反面、ボルトやナットでの締結作業が必要で、組立・解体に時間がかかるという課題がありました。

そこで登場したのが「くさび緊結式足場」です。1980年代からヨーロッパで普及してきた形式で、日本でも安全基準の見直しとともに導入が進み、今では**「次世代足場」と呼ばれる新しいスタンダード**となりつつあります。


🔨 特徴1:ハンマーで打ち込むだけの簡単施工

 

くさび緊結式足場の最大の特徴は、部材同士を「くさび」で固定する点です。

  • ボルトやナットが不要

  • ハンマーで打ち込むだけで確実に固定

  • 解体時もハンマーで外すだけでスピーディ

 

このシンプルな仕組みにより、施工スピードは従来の枠組足場に比べて格段に早くなります。

工期短縮はもちろん、人件費削減にも直結するため、施工会社にとって大きなメリットです。


🛡 特徴2:高い安全性と安定感

 

次世代足場は安全性においても優れています。

  • くさびによる結合は緩みにくく、高い強度を発揮

  • 水平材・手すり・踏板の配置が安定しており、作業員が安心して作業可能

  • 広めの作業床を確保でき、転落リスクを低減

国土交通省のガイドラインに沿った仕様で、多くの現場で「安全性が高い足場」として信頼されています。


🚚 特徴3:運搬・管理のしやすさ

 

  • 部材点数が少なく、コンパクトにまとまる

  • トラック輸送や倉庫での保管スペースを節約できる

  • パーツの共通化が進んでいるため、現場ごとの使い回しがしやすい

こうした利便性もあり、戸建住宅から大規模工場、さらには都市部の高層ビル現場にまで導入が広がっています。


💡 実際の導入事例

 

ある大規模マンションの外壁改修工事では、次世代足場を導入したことで組立時間を約30%短縮できました。

作業床が安定しているため、塗装や外壁補修の品質も向上。作業員からも「足場の上で安心して動ける」と高評価を得ています。


✅ まとめ

 

くさび緊結式足場は「安全性」「施工性」「効率性」を兼ね備えた次世代の足場です。


今後も法令や安全基準の厳格化とともに、ますます普及が進み、建設現場の標準的な足場として定着していくでしょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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第10回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

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🏗️ 枠組足場とは?中高層建築を支えるスタンダードな足場工法

 

 

今回は建設現場で広く使われている 「枠組足場(わくぐみあしば)」 についてご紹介します。


鉄製の枠を組み合わせてつくるこの足場は、日本の建築現場で最も一般的な工法のひとつです。


■ 枠組足場の特徴

 

枠組足場は、鉄製の枠(フレーム)を縦横に組み合わせて構築する足場です。


強度が高く、組み立ても分かりやすいため、特に 中高層の建物(ビル・マンション・公共施設など) の工事で広く利用されています。

👉 ポイント

  • 鉄製フレームなので頑丈

  • 規格化されており、スピーディーに組立・解体できる

  • 高さ30m程度まで対応可能(さらに高層の場合は特殊足場を使用)

  • 外壁工事、塗装、防水工事、改修工事など幅広く活躍


■ 単管足場との違いは?

 

先日ご紹介した 単管足場 は鉄パイプとクランプで組むシンプルな工法で、小規模工事に多く使われます。
一方、枠組足場は 「規格化されたフレーム」を組むため効率的で安全性も高い のが特徴。

例えるなら…

  • 単管足場 → レゴブロックを1本1本つなげる感覚

  • 枠組足場 → あらかじめ形の決まったパーツを組み合わせる感覚

効率と強度が求められる中高層建築では、枠組足場が選ばれるケースが圧倒的に多いのです。


■ 現場でのメリット

 

枠組足場には、以下のようなメリットがあります。

安全性の高さ
規格品を使うため安定感があり、作業員が安心して作業できます。

作業効率の向上
組み立てが早く、工期の短縮につながります。

多様な工事に対応
塗装・外壁改修・防水・窓交換など、幅広い作業に活用可能。

景観への配慮
シートをかければ粉塵や騒音の飛散を抑え、近隣住民への配慮もできます。


■ まとめ

 

「枠組足場」は、中高層建築の改修・新築工事に欠かせないスタンダード工法です。
その強度と安全性から、多くの現場で採用されています。

建物を美しく、そして安全に仕上げるために、足場はまさに “縁の下の力持ち”
普段は黒いシートに隠れて目立ちませんが、建築の安全と品質を支えている重要な存在です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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