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月別アーカイブ: 2025年11月

第15回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

埼玉県所沢市を拠点に足場工事、鳶を行っている

菅谷建設、更新担当の富山です。

 

 

足場の安全対策① 手すり

~“2段以上の手すり”が現場を守る理由~

足場の現場では、職人たちが高所で作業を行います。
ビルの外壁工事、塗装、解体、改修工事など——。
数メートルから数十メートルの高さでの作業が日常です。

そんな現場で最も怖いのが「墜落・転落事故」。
ちょっとした不注意や足場の揺れ、工具の引っかかりが命に関わることもあります。
だからこそ、“手すり”の設置は命を守る第一歩なのです。


二段以上の手すりが“標準装備”に

 

昔は、足場の安全対策が今ほど徹底されていませんでした。
一段の手すりしかなく、風やバランスの崩れで危険にさらされることもありました。

現在では、法律や労働安全基準により、
**2段以上の手すり(上段・中段手すり)**が必ず設置されるようになっています。

上段手すり

作業者の腰より高い位置(約1.1m)に設置。
作業中のふらつきやバランス崩れを防ぎ、墜落防止の要になります。

中段手すり

高さ約0.5m前後。
工具・資材・小物などが足場の外へ落ちるのを防ぐ役割があります。
下で作業している仲間の安全も守る大切な装備です。

この二重構造によって、作業者も通行者も安全が確保されているのです。


進化する手すり材

 

現場で使用される手すり材は、年々進化しています。

  • 軽くて丈夫なアルミ合金製

  • ワンタッチで設置できるクランプ一体型タイプ

  • 錆びにくく、メンテナンスが簡単

作業者の負担を減らしつつ、安全性を高める工夫が随所に取り入れられています。
組立・解体のスピードも上がり、安全性と効率性の両立が実現しています。


‍♂️新人・求職者の皆さんへ

 

「足場の仕事=危険」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし今は、現場の安全意識が大きく変わっています。

  • 2段以上の手すりで、常に安定した作業環境

  • フルハーネス(安全帯)の着用義務化

  • 現場ミーティングで危険予知を共有

  • 安全教育・訓練を徹底

 

一昔前のように「危ない現場」ではなく、
今は**“安全を守るための技術が進化した現場”**なのです。

未経験でも、基礎からしっかり安全を学べる体制が整っています。
“手すり一本”にも、仲間を守る想いが込められています。


まとめ

 

  • ✅ 2段以上の手すりで墜落・転落を防止

  • ✅ 中段手すりが落下物防止に効果的

  • ✅ 軽量・高耐久の手すり材で作業も快適

  • ✅ 安全第一の現場は、安心して働ける環境


“足場の安全”は、働く人の命を守る土台。
今日も一本の手すりが、誰かの安全を支えています。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

菅谷建設では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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第14回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

埼玉県所沢市を拠点に足場工事、鳶を行っている

菅谷建設、更新担当の富山です。

 

 

足場板の種類と特徴

〜軽さ・強さ・安定性を支える“現場の床”〜


足場板とは?

 

足場板とは、作業員が立って作業するための床板です。
足場の安全性を左右する重要な部材で、
素材・厚み・長さによって使い分けられます。

外壁塗装・防水工事・電気設備工事など、
あらゆる建設現場で欠かせない存在です。


主な種類と特徴

 

① 木製足場板

 

昔ながらの足場板で、杉や松などの木材が使われます。
手触りがよく、作業靴が滑りにくいのが特徴。
ただし、経年劣化や割れのリスクがあり、近年では使用が減少傾向です。


② 鋼製足場板

 

スチール素材で作られており、高い強度と耐久性を誇ります。
重量はあるものの、雨天時の滑り止め加工が施されており、
重作業や外部足場などに適しています。


⚙️ ③ アルミ製足場板

 

近年主流となっているのがアルミ製。
軽量で持ち運びがしやすく、腐食にも強いのが魅力です。
また、一人でも設置・撤去がしやすいため、
小規模現場やリフォーム工事にも多く使われています。


安全性を高める工夫

 

足場板はただ並べるだけでなく、
・固定金具でのしっかりした固定
・ジョイント部の水平調整
・滑り止め加工やクッション材の使用
といった工夫で、安全性を確保しています。

また、定期点検時には「曲がり・腐食・ひび割れ」の確認を欠かしません。
小さな傷みでも重大な事故につながるため、**“見える安全管理”**が大切です。


‍♀️ 求職者の方へ:足元から現場を支える誇り

 

足場板は、文字通り職人の足元を支える命綱です。
組立スタッフや鳶職人が足場板を一枚ずつ設置していく姿は、
まさに現場の「基礎を作る仕事」。

地味に見えるかもしれませんが、
そこには「安全・信頼・精度」を追求する誇りがあります。

若手職人の多くはまず足場板の扱い方から学び、
やがては足場設計や安全指導まで担当するようになります。
足元から“現場の安全”を守ることが、この仕事の第一歩です✨


まとめ

 

  • 足場板は現場の安全を支える基礎部材。

  • 木製・鋼製・アルミ製それぞれに特徴がある。

  • 正しい扱いと点検が、安全で信頼される現場をつくる。

 

あなたの足元を守る一枚が、チームの命を守る。
そんな誇りを感じながら、現場での経験を積み重ねていきましょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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